中村勘三郎「身替座禅」

  • 2012/05/18(金) 06:30:29

平成中村座

中村勘三郎が中心になって復活した芝居小屋「平成中村座」


江戸時代にあった常設の芝居小屋「中村座」を平成の世に復活させたもの。

ほとんどの芝居小屋は興行のたびに仮設されていたが、江戸三座は常設されていた。

江戸三座:中村座、市村座、森田座

後に山村座も加わって江戸四座となった。


中村座は江戸初期に作られた。

猿若勘三郎が創設したので当初は「猿若座」と呼ばれていた。

猿若勘三郎が初代・中村勘三郎となったため「中村座」に改称。

明治中期に焼失して廃座。

そして平成になって十八代目・中村勘三郎が復活させたのが「平成中村座」。


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平成中村座 壽 初春大歌舞伎

中村勘三郎「身替座禅」


山蔭右京 :中村勘三郎
奥方玉の井:坂東彌十郎
太郎冠者 :中村獅童


太郎冠者という役名からも分かるように、狂言がもとになった芝居。

明治末期に「花子 はなご」という狂言を題材にして作られた。


大名家の当主である山蔭右京は、嫉妬深い奥方に頭が上がらない。

右京は花子という浮気相手に会いに行きたいのだが、奥方は外出を認めない。


そこで「夢見が悪い」ので「物詣 ぶっけい※」をしたいと言い出す。

奥方は、どのようなことをどのくらいの期間で行なうのかと尋ねる。

奥方から離れたい一心の右京
精一杯張り込んで
 国々の寺々を廻るので、1年かかるか2年かかるか・・・。

とうぜん、奥方はそんなことは許さない。


結局、1日だけ家の中で座禅に篭るという許しが出た。


太郎冠者に座禅の身替りを頼んで、いそいそと花子のもとへ出かける右京だが・・・



WOWOWで放送したもの。
芝居自体は面白いしすばらしい出来だと思うが
カメラワークがひどすぎる。

おそらくカメラを5台使っていると思うが、切り替えが頻繁すぎて役者の動きを目で追うことが出来ない。
切り替わると見る角度が変わってしまうから視点が定まらない。

役者の動きをいちいち先回りして先にクローズアップするから、そこに至る動作がほとんど見えない。

顔のアップを多用しているので、相手役の反応がまったく見えない。

舞台というのは遠くの客からも分かりやすいように、化粧や動作を大きく強調してあるので、アップにして見る必要は無い。

アップにしている間は、当然のごとく他は見えないから、極力避けるべきだ。





物詣:ぶっけい 仏詣とも書く

社寺を参詣すること。